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2.ヒヨコを受け入れる準備~乳児から小学生まで~

育雛(いくすう)舎の清掃

各孵化場から届けられるヒヨコたちは、まず育雛(いくすう)舎に入ります。人間で言う乳児園のようなところです。

那須ファームでは、ヒヨコたちが届くまでに、この育雛舎を2週間かけてきれいに水洗浄します。
産まれたてのとってもデリケートなヒヨコたちが病気に感染したりしないよう、逆性石鹸液を使って丁寧に磨き上げ、消毒し、清浄化します。
温度・湿度の適性確認などの飼育・環境検査が終わると、消毒済みの紙をしいてヒヨコの寝床をつくります。

準備が整ったら、この部屋には育雛担当者以外は立ち入り禁止!
清潔さを保つため、担当者は毎回、着替えと消毒をして入ります。

さあ、ヒヨコたちの受け入れ態勢が整いました。
いよいよ入雛(にゅうすう)です。

丁寧に入雛されるひよこ

育雛舎は母鶏の羽根の中と同じように温度と湿度が保たれています

育雛舎の環境

育雛舎は母鶏の羽の中と同じような温度と湿度に調整しています。あったかぬくぬくです。
太陽の光が降り注ぐ開放型の鶏舎で、二重カーテンにより自然風も入るよう工夫しています。
入雛から25日目くらいまでは、24時間態勢で温度と湿度の管理をしなければなりません。ヒヨコも人間の赤ちゃんも同じですね。
そしてヒヨコたちは、70日目くらいまで、人間でいう小学生時代、をここで過ごします。

ヒヨコたちのエサ

新鮮なお水と粒状の飼料(離乳食)です。
那須ファームで使っている水は生物活性水(BMW)。地下100mを流れる阿蘇山からの清らかな伏流水をくみ上げ、さらにBMW技術によって精製しています。

TOPIC BMW技術とは?

B=バクテリアの働きで
M=ミネラルバランスに優れた 生き物にいい
W=水を作ります
の略。自然界では、落ち葉や枯れ葉、生き物の死骸などがバクテリアによって分解され、水や土をつくっています。そのことで「生態系の循環」を保っているわけですが、その中心にいるのがバクテリア。BMW技術は、バランスよく微生物を活性化し、生き物にとって「よい水」、「よい土」をつくり出します。
参考/BM技術協会HP

TOPIC 入雛の時期とその方法

那須ファームの入雛の時期は、1月、4月、6月、8月、11月の年5回。
定期的に入雛を行うことで、年間通して常に新鮮な卵を皆様にお届けできるようにしています。

※家庭でよく使われる石鹸が水に溶けると脂肪酸陰イオンになるのに対して、逆性石鹸は水中で陽イオン。細菌やカビなどに対して強い殺菌性を持つため、病院や給食施設などで使われている。

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