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1.那須ファームのヒヨコ

安全でおいしい卵をつくるには、健康で質の良い母鶏を育てること。そのためにはまず、元気なヒヨコを仕入れなければなりません。那須ファームでは、農場での飼育試験をふまえて、「鶏病への強さ」や「卵質」「環境への適応能力」「病気や寒暖などのストレスに強いこと」など、様々な面から厳正に飼育する鶏種を決めています。
これまで主に飼育してきた鶏は、「もみじ」「さくら」そして「ボリスブラウン」と「ソニア」という鶏種。 ただし、その時々の状況を考慮して、飼育する鶏種をその都度決めているので、常にこの4種類がいるというわけではありません。

純国産鶏種「さくら」

純国産鶏種「もみじ」

「もみじ」と「さくら」は、福岡にある後藤孵卵場(本社:岐阜)からやってきます。その特徴はなんといっても「純国産鶏」であるということ。え?普段私たちが購入している卵って日本生まれ、つまり純国産鶏の卵じゃなかったの?と思われる方も多いことでしょう。
実は、親鶏のルーツをたどってみると、日本はそのほとんどを輸入に頼っており、外国鶏種94%、国産はわずか6%。 しかも、何代も履歴をさかのぼって「純国産」と言えるのは、「もみじ」と「さくら」という種鶏のみ。その2種を保有しているのは、この後藤孵卵場だけなんですよ。
貴重な唯一の純国産鶏を飼育することは「種の保存」という意味でも、たいへん有意義な取り組みだと私たちは考えています。

一方、アメリカにルーツをもつ「ボリスブラウン」「ソニア」も、農場での飼育試験を通じて厳選された、とても優秀な鶏です。卵質に優れ、環境適応能力が高く、様々な病、寒暖などのストレスに強いことから、日本だけでなく世界中で受け入れられている、まさに世界基準の鶏なんです。育成率も高く、ペットとしても広く親しまれています。
日本国内に原種があり、那須ファームにやってくるヒヨコたちは、熊本県山鹿市にある坪井孵卵場で孵化しています。 それぞれの孵卵場では、季節や卵の状態に応じて毎日の温度・湿度を管理・調整、また鳥インフルエンザや卵サルモネラ菌などの防疫衛生を徹底しています。じょうぶで安全なヒヨコが誕生するよう、まる21日間たいせつにあたため続け、孵化させています。

そんな愛情たっぷりの環境の中で、朝5時頃に誕生したヒヨコたちが、翌朝7時半頃には那須ファームへ!

いつもお世話になっているゴトウのヒヨコ正村さん

元気なヒヨコが沢山到着しました

TOPIC ヒヨコの防疫衛生について

ヒヨコの安全性を保証するものとして、各孵卵場にはワクチネーションプログラム、サルモネラ検査結果、消毒実施報告書、器具の消毒証明書、輸送状況報告書などの書類の提出を義務付けています。そうすることで、ヒヨコを守るだけではなく、農場全体の防疫衛生を徹底しています。

 

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